1998-09-08 第143回国会 参議院 外交・防衛委員会 第3号
御承知のとおり、二十一世紀に向かって大変食糧不足が指摘され、ワールドウォッチ研究所などでは、二〇三〇年には一人当たりの穀物生産量が年間二百四十八キロに減るということを予想しているわけです。この砂漠化防止条約によって食糧生産へのダメージはどれくらい改善されるというふうに考えておられるのか、この点がまず第一点の問題であります。
御承知のとおり、二十一世紀に向かって大変食糧不足が指摘され、ワールドウォッチ研究所などでは、二〇三〇年には一人当たりの穀物生産量が年間二百四十八キロに減るということを予想しているわけです。この砂漠化防止条約によって食糧生産へのダメージはどれくらい改善されるというふうに考えておられるのか、この点がまず第一点の問題であります。
あるいは、北朝鮮、今大変食糧不足で悩んでいるようですけれども、これもまた壊滅的に、モロコシなどでは八七%くらい減ってしまう。こういうような恒常的な食糧不足を生んで、すなわちアジアの混乱と日本の危機というような問題にもつながっていく、こういうような観点もあるわけです。
御承知のとおり戦後日本は大変食糧不足でございました。化学肥料や農業を一生懸命使いました。生産性を上げるためにいろいろやったわけです。そして現在非常に裕福になってきている。ところが、ことしの農水省の予算を見ますと、初めて環境保全型の農業の推進ということで化学肥料や農業を使わない農業というものを推進しよう、技術開発のために、農業の推進のために私の見るところ相当程度の予算を初めて組んだと思うんです。